先に結論を書きます。
AIに仕事を任せている発信者の皆さん、
Claude Codeのskills(以降スキルと呼ぶ)を見よう見まねで作ってみたけど、実際にAIが仕上げてきた出力を見て、「なんか違うんだよなー」と毎回ガッツリ修正していませんか。
実は僕はずっとそうで、修正時間にかなりの時間が取られてしまっていました…
台本を書かせるスキル、キャプションを書かせるスキル、記事を書かせるスキル、動画編集をするスキル。
手順はちゃんと書いてあります。書いてあるにも関わらず思い通りにいかない。AIを使ってる人なら、誰もが最初に通る道であるこの問題。
これについて、毎日Claude Codeを10時間以上、3ヶ月以上触り続けて見つけた結論をお話します。
AIの出力精度が上がらない理由は、『AIのせい』ではありません。こちらの頼み方に問題があるからです。
僕が書いていたのは、スキルではなくて『ただの作業手順書』でした。
順番だけ渡されたAIは、そのとおりに動きます。動くことは動きます。ただ、何を材料に判断すればいいのかも、どこまでいけば合格なのかも知りません。
なんとなくのイメージを伝えても、その半分以上はAIに伝わっていません。
だから毎回、それっぽいけど惜しいものが出てくる。そして、イライラしながら自分で修正して、「結局自分でやった方が早かった…」とAIを嫌いになる…
今日は、僕が実際にスキルを使っている中での経験と知識を共有していきます。正直ここまで意識してスキルを使えている人は本当に少ないと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
AIの出力精度を上げる、良いスキルを作るために必要な3つの要素について、しっかり解説していくので保存必須です。
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なぜスキルを作っても修正が減らないのか?
先に結論を書きます。
AIの出力精度が上がらない人の多くは、作業手順とざっくりとしたイメージしか伝えられていません。あなたは伝えたつもりでも、AIが受け取る内容として不足していたり、情報として読み取りづらいことがほとんどです。
たとえば「リールの台本を書く」というスキルを作るとします。
手順を書くのは簡単です。ネタを決める、フックを作る、本編を3つに割る、CTAを付ける。5行で書けます。
でもこの5行だけを指示されたAIは、台本を作る時に『何を参考にすればいいか』という情報を持っていません。自分の過去に伸びた投稿や、反応が良かった冒頭フック、構成も当然分からないので、AI特有の誰にも刺さらない平均点のような出力を出してきます。
そして、書き終わったあとに『これで合格かどうか』を判定する基準さえも持っていません。だから点検機能も持たず、AIが作った微妙な投稿をそのまま出力として提示してきます。
これが、根本的な『修正が減らない理由』です。
AIの出力が微妙なとき、多くの人はプロンプトの言い回しを調整したり、結局自分で大幅に修正をしてそのままにしてしまいます。
本当は、必要な情報をAIに伝えるだけで劇的に変わるのに。
良いスキルに必要な要素はこの3つ
1つ目が『手順』。何を、何のために、どういう順番でやるか。
2つ目が『判断に使う材料(ナレッジ)』。迷ったときに何を参照するか。
3つ目が『過去のアウトプット(過去の完成品)』。どこがゴールかを示してあげる。
多くの人がスキル化する時に書いているのは1つ目だけです。でもこれでは出力は安定しません。出力精度を上げたいなら2つ目と3つ目に注目しなければなりません。
1つずつ見ていきます。
①手順
手順は『動詞』で3〜7ステップで、具体的に指示をしてあげます。
書き方はシンプルで、自分がその作業をやるときの順番を、そのまま動詞で書くだけです。
読む、選ぶ、分ける、並べる、書き出す。この粒度で全ての手順をまとめます。
逆にやってはいけないのが「いい感じにまとめる」「適宜整える」みたいな書き方です。書いた本人は分かっていても、AIには何も指示していないのと同じ。そこだけAIの自己流になります。出力がブレる原因は、具体性のない指示だったりします。
台本のスキルなら、こう変わります。
🙅 いい感じに台本を書く
🙆 ①ネタを選ぶ②過去の参考リールを参照する ③冒頭フックを5案出す ④1つ選ぶ ⑤使う構成をナレッジから選ぶ⑥本編をブロックごとに分けて執筆 ⑦最後にCTAを付ける
ステップが8個を超えたら、1つのスキルに2つの仕事が混ざっているサインです。分けたほうが、どちらの精度も上がる可能性が高いです。(8個はあくまで目安です)
②判断に使う材料『ナレッジ』
①の作業手順書だけでは、AIは『何を参考にすれば良いか』が分かりません。
僕の記事を書くスキル自体には、文章の書き方がほとんど書いてありません。かわりに「文章の書き方はここを読む」「実績と数字はここで裏を取る」「誰に向けて書くかはここを見る」と、手順と参照先だけが書いてあります。中身は全部、スキルの外のナレッジファイルに書いています。
スキルで手順を確認しつつ、スキルに書かれている参照先のナレッジで学習をして作業を進めているというイメージです。
僕がナレッジとして置いているのは、例えばこんな内容です。
使っていい実績・数字の一覧
発信理念
使ってはいけない言い回し
誰に向けて書くのか、読んだ人にどんな未来を見せたいか
当然ですが、毎回AIは新しいセッションになるたびに、『何も知らない状態』であなたの仕事を手伝ってくれます。
そんなAI社員くんに、大前提の知識、情報を教えてあげないといけないということです。このナレッジを具体的に、AIが読み取りやすい方法で書いてあげることが大切です。
ナレッジがまだ何も無い人へ。最初から全部そろえなくて大丈夫です。AIの出力を修正したとき、なぜ修正したかを1行だけファイルに足す。これが一番早いです。修正した回数が、そのままナレッジを育てていく材料となります。
③過去のアウトプット『完成品』
ここが今日いちばん伝えたいところです。
手順とナレッジがそろっても、まだ足りません。
最後に必要なるのが『どこまでやればゴールなのか』の完成品を見せることです。
人に仕事をお願いするときを思い出してください。口で説明するより「前回のこれと同じ感じで」と過去の実物を1つ見せたほうが、圧倒的に早く伝わります。
なので、自分が過去に書いた出力や、AIが出した出力を修正して『合格を出した出力』を『完成品』として保管し、スキルの中で最初に参照をさせるのがおすすめです。
この完成品を参照するかどうか、
もっというと完成品をテンプレ化して、文章を書き換えればOKくらいのイメージまでアウトプットを自分の理想の状態まで作り込んでおくと、AIの出力精度は一気に向上します。
リールの編集でも同じことをしていて、合格した動画1本を、書き出したmp4・場面の静止画・設定ファイルごと置いています。文章でテロップの大きさや、間の詰め方など、細かく説明するよりも完成された実物を見せたほうが速いですよね。
どんなスキルにも、アウトプットを参照するフローをつける。今日の内容でこれが一番のポイントです。
やりがちな失敗|お手本を『置いただけ』にする
ここは僕の失敗談にもなりますが、多くの人がやりがちなことです。
たとえアプトプットのフォルダを作って、完成品をおいたところで、スキルの中身に「アウトプットを必ずみること」という一文が書かれていなければ、AIは参照してくれません。ただの置き物となり、全く機能しない状態になります。
もう一つ、ナレッジを育成していく過程で重要なのが『出口』です。AIとの壁打ちの結果、完成した成果物を、そのまま次回以降の『お手本』に昇格させる工程をスキルの最後に書きました。
作業をする→評価する→完成→ナレッジに保存する
このフローをスキル自体に組み込むことで、完成品を作り上げるほどあなたのナレッジは成長していきます。。
合格条件(ゴール)を明確に示す
AIが作業した後、どこまで行けばゴールなのかの基準を明確にしてあげましょう。
例えば僕の記事作成のスキルだと、
一人称は「僕」で統一。それ以外の一人称の混入が 0件
裏の取れない数字が 0件
指定の文字数の範囲に収まっているか
バナーは作成されているか
図解は 全部 画像として開いて目視した
ポイントは、✓か✗でパッと判定できるかどうかです。
ここを満たしたものだけが、AIから完成品として納品されてきます。
どれだけ細かく手順を説明してナレッジを渡して、アウトプットとして完成品を参照させたところで、じゃあ、どのレベルまで仕上がっていれば完成なのか。
ここを明確にしてあげないとAIは判断できません。
ぜひこのゴールを明確に示すというところも意識してみてください。
良いスキルの作り方 7ステップ
ここまでをまとめて、良いスキルを作るためのステップを解説します。
任せたい仕事を1つに絞る(2つ混ざっていたら分ける)
役割を「誰の・何を・どうする係」まで書く(作業名だけにしない)
いつ動くかを書く(何と言われたら、何を渡されたら始まるか)
自分の作業順を、動詞で3〜7ステップに割る
ナレッジの置き場所を書く(中身はスキルの外に置く)
合格条件を明確に示す
完成品は次回の最初に参照するアウトプットへ組み込む
こんなイメージです。
まずは一旦スキルを書いてみて、実際に動かしてみる。
その過程でフィードバックをして、AIから満足のいく出力が出た段階で、その過程も含めてスキル化することで、ナレッジにはAIへのフィードバック内容も蓄積され、今後の出力を安定させる重要な要素となります。
スキルが整うと、1日はこう変わる
想像してみてください。
朝、AIに「今日の投稿を1本作って」と投げる。戻ってきた原稿を読む。以前なら、ここからまとまった修正作業が始まっていました。意外と時間がかかり、結局自分で書いた方が早くない?と萎える…
でもナレッジとお手本を渡してあげると、出力精度が高まり、ほとんど修正が入らないレベルまで仕上がって帰ってきます。自分の情報も全てナレッジに入っているので、前提条件を伝えなくても、入れて欲しい内容が自動で組み込まれています。
そして、一番変わったのは、フィードバックした内容がちゃんと積み上がる仕組みに変わっていくということでした。
以前は、同じ指摘を毎回していました。今日直した箇所を、明日また直す。これが一番嫌ですよね。修正した理由をナレッジに1行書き戻すようにしてからは、同じ指摘をもうしなくても良いんです。
ぜひスキルの基礎を知り、しっかりとナレッジを構築することで、 AIの出力を修正する日々から解放されましょう。
『インスタ運用×Claude Codeの教科書』が大幅アップデート!
もう1つ、お知らせです。
前回の記事で書いた、リールをAIに作らせて、最後の微調整だけを自分の手でサクッと終わらせられる独自の編集ツール。これを『インスタ運用×Claude Codeの教科書』の追加特典として、8月中に配布する予定で準備しています。
左上にプレビュー、下にカットとテロップのタイムライン、右に素材ブラウザ。素材を右から左へドラッグして差し替える、テロップの端を引っ張って数秒ずらす、といった作業がその場で終わります。
AIに口頭で説明するのは意外とめんどくさかったりするので、このエディターを作ってから、動画編集にかかる時間が圧倒的に削減できました。
すでに教科書を持っている方には、価格はそのままで追加で得点としてお渡しします。この動画編集のスキルとエディタツールを追加特典として配布するので、楽しみにしていてください。
→ 『インスタ運用×Claude Codeの教科書』はこちら
最後に
今日のまとめをして終わりたいと思います。
AIの出力精度がイマイチなとき、
足りないのは指示ではなく、判断に使うナレッジと参照する完成品です。
手順書だけではAIは良い出力を出してくれません。
ナレッジであなたの脳みそを、
アウトプットでAIが目指すゴールを
示してあげてください。
これだけでAIの出力精度が大きく向上します。
最後まで読んでくれたのでありがとうございます、今日からぜひ試してみてください。
僕はインスタ運用特化のAI活用術を発信しています。
自分で実際にAIを触り、経験した一次情報だけを伝えていきますので、インスタ発信頑張っている方はぜひフォローして、投稿チェックしていただけると嬉しいです。
また、無料のオープンチャットも運営しています。
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最後までみてくださり、ありがとうございます。
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